「素読教室」が開催されます

9月21日(日)広島まほろば学習会の「素読教室」が開催されます。
実は筆者も毎回(少しのこともありますが)聴講しています。そのたびに、子供の無限の吸収力に改めて気づかされます。驚き!なんです。古事記等の大人でも難しい文章を小中学生の子供さんが暗記して発表したり、皆で声に出されて読み進みます。先人が口伝えてきた「美しい国語」に出会えますよ。一度親子で参加されてみてはいかがでしょうか。大人も勉強になりますし発見があります。
参加人数に限りがあるようです。お申し込みは下記までお早めに。

世話人代表の松田さんからお誘いの言葉が届いています。

「素読で古典の言葉を読む…こういった昔の寺子屋型の教育方法が見直され、脳科学の分野からも推奨されるようになっています。
 声に出すことで言葉の習得は早くなり、しっかりインプットできます。しかも古典の言葉を使えばより深みのある言葉を蓄積していくことができます。
 わが国では戦後、平易な現代文を初等教育で用いるようになりましたが、戦前は初等教育から古典でしたし、また現在でも海外では古典を初等教育で学ぶことが常識です。
 今回の素読教室の会場は記紀ともつながりの深い多家神社。神楽殿を教室にしますので前面オープンのセミ青空教室です。

参加申込等、詳しい内容はこちらまでお問い合わせください。
広島まほろば学習会

14.08.28 多家神社からのお知らせ

伊勢神宮参拝旅行(3)

神宮会館は内宮(宇治橋)まで徒歩10分弱の距離にあって参拝にはとてもいい環境です。神宮は朝5時から参拝できますが、まず早朝にお参りして、朝食後に再びゆっくりとお参りできます。神宮会館では職員さんの案内による早朝参拝が行われています。ガイドブックもいいですが、専門家のお話を聞きながらのお参りはとても有意義ですよ。
 さて、翌日は午前7時30分に神宮会館を出発しました。早めの時間ですよね。なぜか!それは、早ければ早いほど清浄な神宮を感じられるからです。伊勢神宮は平成25年は1400万人を超える参拝者がありました。一日平均3万8千人を超えるわけです。すごい数ですよね。なので、たとえ平日であっても、ピークの時間帯には行列ができあがります。
あいにくの小雨でしたが逆にしっとりと落ち着いたお参りになりました。この日も神宮会館職員の案内、説明をいただきながらのお参りです。参加者には毎年のようにお参りになる方もおられますが、新鮮なお話も多かったようです。
 


午後は「おかげ横町」を各自散策の後、バスで10分程移動、内宮の別宮(べつぐう、文章末尾参照)である倭姫宮を参拝しました。神宮の創建に大変なご功績を残された倭姫命をお祀りしています。次いで隣接する「神宮徴古館(神宮の歴史と文化の総合博物館)」を見学しました。明治42年に創設されています。式年遷宮で撤下された御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)を中心に展示されています。神宮会館の方の説明もあり皆さん熱心に耳目を傾けておられました。
 続いて二見興玉神社を参拝しました。かつては伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦で禊を行うものだったそうです。その後、鳥羽の宿に早めの到着でした。


別宮とは→伊勢神宮の125のお社のうち皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)についで尊いお宮のこと、内宮の10カ所、外宮に4カ所のお宮があります。


14.06.04 多家神社からのお知らせ

伊勢神宮参拝旅行(2)

3月19日午後、伊勢神宮崇敬会の方の案内で外宮から参拝です。神社の団体ですので特別なお参りをします。御垣内特別参拝(みかきうちとくべつさんぱい)といいます。これは、一般の参拝者は進めない場所で拝礼をさせていただくものです。総理大臣始め閣僚の初詣もそこです。そこは伊勢神宮の神事を行う貴く清浄な場所です。したがって男性はネクタイ、上着着用、女性はこれに準ずる服装(当然、色目は地味なものです)をしなければなりません。神職により清めのお祓いを受けた後、垣内に進み整列、拝礼をします。
いつもなら、これで参拝は終わりなのですが、今回は旧殿を拝観するためそのまま隣の敷地に進みます。これが今回の企画の最大の目的です。20年間「豊受大御神」のお住まいであった正殿(本殿)を間近に拝観します。まさに20年に一度の機会、普段なら絶対に参入できない場所ですし、目にできない建物です。必死で目に焼き付けました。参加者にもそのように伝えていましたので、皆さん頭の中の録画装置がフル稼働してたことでしょう。神宮参拝自体が初めての方も多く、終始緊張の面持ちでした。口々に「垣内に進むと空気が変わった」旨の感想を述べておられました。実際には10分もいないのですが、もっと長く感じられます。そこは「やさしく」時間が流れているのかもしれませんね。


続いて別宮「多賀宮」等境内の数社をお話をいただきながら参拝、最後に式年遷宮博物館「せんぐう館」を見学しました。この施設は式年遷宮を解りやすく解説してあり、外宮正殿の側面部4分の1を実寸で展示してあります。正殿のスケールを間近で感じられるとてもいい施設です。私もすでに数回見学していますが、毎回それなりに楽しんでいます。参加者の皆さんも熱心に見入っておられました。これから行かれる方、ぜひ「せんぐう館」もスケジュールに入れることをお勧めします。
初日の予定は終了、この日の宿は「神宮会館」前述の伊勢神宮崇敬会が運営している宿泊施設です。内宮まで徒歩5分という便利さです。当神社の参拝旅行ではいつもお世話になっています。次回は少し神宮会館もご紹介します。

14.05.07 多家神社からのお知らせ

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